こんにちは、不凍港です。
自由をつかむために日々勉強中です。
ニュースを見ていると、「円高」「円安」という言葉をよく耳にすると思います。
一見私たちの生活には関係がないと思いますが、実は「円安・円高」は密接に関係しています。
本記事では、以下の3つの詳細について深掘りしていきます。
・円高、円安とは?
・円高、円安になると暮らしにどのような影響がある?
・円高、円安になるタイミングは?
「円高」「円安」を理解をして暮らしを豊かにしていきましょう!
円高・円安とは?仕組みをわかりやすく解説
円高・円安とは?
「円高・円安」という言葉は日本円が外国の通貨と比較するときに使われます。
日本円は主にアメリカドルと比較されていますね。
今回はアメリカドルを例に「円高・円安」について解説します。
円高とは?
円高とは、円の価値がドルの価値と比較して高くなった時に使います。
同時に、ドルの価値が円の価値と比較して下がっているのでドル安とも呼ばれます。
例として、1ドル=100円で購入できていたものが1ドル=90円になれば、10円分安く購入できるので円高という扱いになります。
このように、円高になると日本円の価値が他の通貨よりも高くなります。
円安とは?
円安とは、円の価値がドルの価値より比較して低くなった時に使います。
同時に、ドルの価値が円の価値より上がっているのでドル高と呼ばれます。
例として、1ドル=100で円で購入できていたものが1ドル=110円になれば、10円分高く払わないといけないので円安という扱いになります。
このように、円安になると日本円の価値が他の通貨よりも低くなります。
ここまでだと、円高の方がお得に見えますが一概にはそうと言えません。
次は円高・円安が私たちの生活に与える影響を考えていきましょう。
円高、円安になると暮らしにどのような影響がある?
「円高になる」、「円安になる」だけで私たちの暮らしに大きな影響を与えています。
個人の視点と企業の視点の両方で解説していきます。
円高になると
円高になると、海外のモノを安く購入できることができます。
個人では、海外高級ブランド品を安く購入できたり、海外旅行をお得に行くことができます。
また、日本はエネルギー資源が少ないため原油を輸入しています。
円高になることで原油、ガソリンの価格は下がるので庶民の暮らしは安定します。
ドル預金をしている場合は、ドルの価値が相対的に下がっているので損をする場合があります。
企業では、輸入企業が有利になります。
海外からモノを安く仕入れることができるからです。
対して、輸出企業は不利になります。
日本の製品が海外の製品と比べて値段が高くなるからです。
日本のトップ企業(トヨタなど)は輸出企業が多いので、国際競争では不利になります。
円安になると
円安になると、輸出企業が有利になります。
海外の人の視点では、日本の製品が安く見えます。
そのため、日本の輸出製品(日本車など)のコストパフォーマンスがよくなり、日本製品の輸出量が増加します。
また、日本の観光費も安くなるので、インバウンド(海外からの観光客)も増加し、観光収入の増加も期待できます。
対して、個人においては不利な状況になります。
輸入している生活必需品(食品、ガソリンなど)の価格が上昇し、生活が圧迫される可能性があります。
ドル預金をしている場合は、ドルの価値が上がっているため得をしている状態になります。
円高、円安になるタイミングは?
この事象が起きたら必ず円安になる、円高になるということはありません。
しかしある程度は予想ができるので、確認していきましょう。
円安・円高になるタイミング
NYダウが上がっている時や、アメリカの金利が高い時に円安になりやすいです。
アメリカにお金が集まっているため「円安・ドル高」という動きになります。
対して、NYダウが大幅に下落すると円高になりやすいです。
これは、経済の悪化を懸念して、安全通貨である日本円に資産が移っているからです。
これらはあくまでも一例で、為替は国の事情や通貨の事情、企業の売買や戦争など様々なことに影響されて動くので、プロの投資家でも為替を予測することは困難と言われています。
そのため、「円高・円安」を予想するのではなく、「円高・円安」になればこういう動きをすると決めておけばいいでしょう。
まとめ
一見すると「円高・円安」は私たちの暮らしに影響がないように見えますが、今回紹介したように私たちの企業や生活に様々な影響を与えています。
「円高になったときの行動」「円安になった時の行動」を考え、暮らしを豊かにしていきましょう!