「学校に行く意味はそもそもあるのだろうか?」
こんにちは、不凍港です。
自由をつかむために日々勉強中です。
私は中学2年の3学期から不登校になり、そこから5年間不登校を経験しました。
現在は大学に通っており、就職活動も終え社会復帰することができました。
今回は、ベテラン不登校だったの私が「学校に行った方がいいのか?」という疑問について回答します。
私が不登校になった理由や経歴はコチラの記事で紹介しています。

「学校は行った方がいいの?」という疑問を元不登校が回答
学校には行った方がいいのか?
例外として、いじめられている子など、「理由があって学校にいけない子」は行かなくても構いません。
これに関しては後ほど解説します。
学校に行った方がいい理由は3つあります。
・ズルズル行くと社会復帰しにくくなる
・全て自分の責任になってしまう
前提として、これらの「学校に行った方がいい3つの理由」は、いじめなどの「学校に行くのが辛い」という子どもに向けた言葉ではなく、「学校に行くのがめんどくさい」という子どもに向けた言葉です。
人生の選択肢が増える
学校に行くと、様々な教科を勉強しますよね。
例えば、英語。
「海外に行くつもりはないし、英語を勉強する意味はない」と思われるかもしれませんが、英語をある程度話せると強力な武器になります。
就活をする時に、英語を話せる人間と英語を話せない人間だと、どちらを採用したいでしょうか?
大体の人は、英語を話せる人間を採用したいと思います。
この話は英語だけではありません。
国語や数学、理科社会などの知識は将来必ず役に立ちます。
「え?不登校でも学校と同じ内容の勉強はできるんじゃね?」と思われた方は半分正解で、半分間違っています。
確かに不登校でも、学校と同じ内容の勉強はすることができます。
しかし学校と違って、不登校の子に「勉強しなければならない」という強制力はありません。
自主的に勉強ができる子どもなら不登校でも問題ないと思いますが、たいていの子どもは自主的に勉強できないと思います。(私もそうでした)
ズルズル行くと社会復帰しにくくなる
ズルズルと不登校を続けてしまうと、社会復帰することが難しくなってしまいます。
例えば、中学1年で不登校になり、中学3年で復帰したとしましょう。
家で自習を続けていれば問題ないですが、全く勉強していなかった場合、まず授業についていくことができません。
そしてまた不登校になってしまう・・・という悪循環に陥ってしまいます。
また、不登校が続けば続くほど社会復帰が難しくなります。
中学生で不登校になって、そのまま30代になった場合、どうなるのでしょうか?
おそらく、ほとんどの人が働く気力もなく、そのままニートを続けると思います。
全て自分の責任になってしまう
上記のように、学歴、職歴もない30代ニートになってしまっても、誰も責任を取ってくれません。
全て自分の責任になります。
あなたの家系が超大金持ちなら問題ないですが、もしニートを続けて両親が亡くなってしまった場合は本当に悲惨な状況になります。
逆に、自分の行動全てに責任を持てば、引きこもりが長期間続くことはないと考えています。
自分の行動に責任を持つ方法はコチラの記事で詳しく解説しています。

不登校になっても大丈夫
「じゃあいじめなどの理由で不登校になってしまった場合はどうしたらいいの?」と思われるかもしれません。
安心してください、不登校になっても人生はなんとかなります。
私も5年間不登校を経験しましたが、社会復帰することができました。
では、「不登校になった場合、どのような道に進めばいいのか」を解説します。
1日5分でもいいので勉強を続ける
今は学校に行きたくないかもしれませんが、ある時に急に行きたいと思うかもしれません。
なので、いつでも復帰できるように、できれば毎日勉強を続けましょう。
1日5分でも構いません。
もし、学校に復帰できなくても、高卒認定試験や大学受験の際に必ず役に立ちます。
節目で復帰できるとベスト
中学入学、高校入学、大学入学など、人生には様々な節目がありますよね。
不登校を脱出するには、この節目がチャンスだと思っています。
なぜならば、環境が一変するからです。
私も5年間不登校を経験して、一浪の末に大学に入学しましたが、大学という環境が自分に合っていて再度不登校になるということはありませんでした。
ですので、「学校に戻りたいけど、躊躇している」という方はこの節目を狙って行動してみましょう。
最低でも高卒、できれば大卒
不登校の方は、中学で行かなくなったり高校で行かなくなったり、様々な境遇の人がいると思いますが、とりあえずは高卒を目指して欲しいです。
理由は、生涯賃金に大きな差があるからです。
「お金がすべて」とは言いませんが生きていく上ではどうしても必要です。
また、中卒だとどうしても肉体的にきつい労働が多くなってしまいます。
なので、最低でも高卒、可能ならば大卒を狙っていきましょう。
私のおすすめ不登校脱出ルート
私自身のポジショントークになってしまいますが、最後におすすめの不登校脱出ルートを紹介します。
それは、高卒認定試験(大検)を受けて大学に行くというルートです。
このルートは、長期間不登校になっている方に特におすすめです。
理由は、自分のペースで勉強ができるからです。
長期間不登校になっている方のたいていは、どうしても同世代と比べて勉強が遅れていると思います。
なので、高卒認定試験を受け合格し、自分の好きな科目を絞って受験すると負担なく大学に行くことができます。
勉強法はコチラの記事で解説しています。



まとめ
いかがだったでしょうか。
もしあなたが、「学校に行くのがめんどくさい」という理由であれば、学校には行った方がいいです。
また、いじめなどの理由があって不登校になってしまっても、社会復帰することは十分可能です。
今一度、自分自身を見つめて考えてみましょう。