「連続増配ETFのVIGと高配当ETFのSPYD、HDV、VYMのどちらに投資をすればいいのだろう?」
VIGが攻守最強の理由
こんにちは、不凍港です。
自由をつかむために日々勉強中です。
SPYD、VYM、HDVの高配当ETFと連続増配ETFであるVIGのどちらを買うか迷いますよね。
高配当ETFは、3ヶ月に一回入ってくる配当金が多く、連続増配ETFは、安定して株価が上昇し、配当金も貰える・・・
どちらも魅力的ですが、私は連続増配ETFであるVIGをおすすめします。
本記事では、VIGをおすすめする理由と、VIGと高配当ETFの比較を紹介します。
VIGの基本情報
運用会社 | バンガード社 |
設定年 | 2006年 |
構成銘柄 | 212銘柄 |
経費率 | 0.06% |
利回り | 1.53% |
運用方針 | 10年以上連続で増配している米国株で構成 |
(2020年12月1日現在)
VIG最大の魅力は、10年以上連続で増配されている米国優良企業のみで構成されていることです。
連続増配株はディフェンシブなため、リーマンショックやコロナショックでも大きな影響を受けず、株価を伸ばしています。
経費率も0.06%と低コストです。(100万円を運用すると、年300円)
利回りは高配当ETF比べて少ないですが、インカムゲイン+キャピタルゲインのリターンで考えると、VIGが勝ります。
構成セクター、構成銘柄
セクター | 比率 |
一般消費財 | 22.7% |
資本財 | 20.5% |
ヘルスケア | 14.9% |
テクノロジー | 12.1% |
生活必需品 | 10.4% |
金融 | 7.9% |
公益 | 5.8% |
素材 | 2.8% |
電気通信 | 2.8% |
景気敏感セクターである金融や不動産の割合が少なく、ディフェンシブセクターである一般消費財、資本財が約半分を占めています。
対してSPYDなどの高配当ETFは、金融や不動産セクターが多くを占めています。
上位10銘柄
保有銘柄 | 比率 |
Walmart Inc. | 4.56700 % |
Microsoft Corp. | 4.42900 % |
Procter & Gamble Co. | 4.15000 % |
Johnson & Johnson | 3.61400 % |
Home Depot Inc. | 3.56700 % |
UnitedHealth Group Inc. | 3.54800 % |
Visa Inc. Class A | 3.40000 % |
Walt Disney Co. | 2.68400 % |
Comcast Corp. Class A | 2.35300 % |
Abbott Laboratories | 2.27200 % |
ウォルマート、マイクロソフト、P&G、ジョンソンエンドジョンソンと有名企業がずらっと並んでいます。
保有比率も多くて約4%なのでしっかりと分散されています。
有名企業に分散投資できることもVIGの強みですね。
VIGとVYMの比較
2006年12月〜2020年12月期間のVIGとVYMの比較です。(配当込みトータルリターン)
トータルリターンはVIGが246%で、VYMが178%なので、VIGが大きく上回っていることがわかります。
コロナショック後は、VYMが回復していないことに対し、VIGは暴落水準前どころか、高値を更新しています。
暴落局面では非常に強いETFですね。
ただ、VOO(S&P500ETF)と比較してみると・・・
(2012年12月〜2020年12月)
VOOの方がVIGよりリターンを多く見込めるという結果になります。
このデータだけを見ると、VIGに投資をするメリットがないように思いますよね。
ただ、ここ10年ハイテク株(GAFAなど)が急上昇していることを考えれば、今後はVIGがリターンで勝るかもしれません。
結論
定期的に購入をするならVIG、VOOがおすすめ!
暴落局面にめっぽう強く、攻守最強のVIGとトータルリターンが高いVOO。
VIGとVOO、どちらを購入するかは好みの問題になります。
私は、VOOを中心に、サブ的な役割でVIGに投資したいと思っています。
高配当ETFについてですが、私は高配当ETFは誰にも見向きもされない時期(暴落局面)に購入することがいいと考えています。
理由は、暴落局面時に、爆速で株価が急落するからです。
実際に、大暴落したSPYDをコロナショック後に約110万円分購入してみました。
一時は、マイナス10万円でしたが、現在はプラス10万円まで回復しています。
含み益で年に4回高い配当を貰えるのはかなり美味しいです。
もちろん、この投資法は必勝法ではないので、そこだけはご留意ください。
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また、高配当個別株を暴落局面で購入することはおすすめしません。
理由は、長期の間株価が低迷し、そのまま暴落前の水準に戻ってこない可能性があるからです。
なので、暴落時に購入する高配当株は、SPYDやVYM、HDVなどの高配当ETFのみにしておきましょう。
おまけ
VIG (米国増配株式ETF)の間近1年間の分配金は約2.225ドル。VIGは2009年に約34ドルまで下落。その時期に購入していた場合、現在の初期投資額に対する配当利回りは約6.5%と素晴らしい数字になる。ここから更に利回りは増加していく可能性が高く、まさに連続増配株の魅力ですね。
— ハル・タチバナ☀@SPYD6,051株️🇺🇸 (@haru_tachibana8) November 28, 2020
VIGを10年以上前に購入していると、かなりのお宝銘柄になることがわかります。
まさに金の卵を産むニワトリなので、VIGは短期で売買せず、長期保有することがおすすめです。
(左から、現在値、保有数量、取得単価、取得金額、外貨建評価額、外貨建評価損益)
私の現在(2020年12月)のVIGの保有状況です。
毎月1日に1株定期購入をしています。